【現場力向上レッスン】~vol.6「多角度から考える習慣をつくろう」~

Vol.59
2016.8.17発行

現場力向上メソッドで、企業を社会を元気にするb.comです!
 

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感動!発見!現場力!
現場をもっと元気にしたい皆様の現場力向上マガジン
2016.8.17 Vol.59

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残暑お見舞い申し上げます。

オリンピック観戦で眠れない日が続く毎日ですが、
皆様、お元気ですか? もう毎日ドキドキハラハラですね。

どの競技を見ても、皆、委縮することなく、自分の持てる力を
伸び伸びと発揮する姿に、本当に元気を頂いています。
真夏の南アメリカはとても暑そうだけど、
選手の皆さんには暑さに負けずに、残りの競技も頑張ってほしいです!

ちなみに…。
リオデジャネイロはブラジルの首都ではないのですね!
1960年に、「ブラジリア」に移転されたそうです。
知らなかったのは私だけ?(笑)

それでは今月も元気に、現場力向上レッスンをスタートしましょう。
どうぞ最後までお付き合いください。

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【現場力向上レッスン】~vol.6「多角度から考える習慣をつくろう」~

「主体性」をテーマに進めている今年の現場力向上レッスン。
前号では、「主体的になるための思考方法」として、
「両面思考」で考える習慣について解説しました。

第6回目の今回は、
「多角度から考える習慣をつくろう」をテーマにお伝えします。

私たちは日常、何か問題が起こると「自分の立場」を主張したり、
逆に立場に則していない行動を否められたりします。

「立場」と聞くとすぐに、=「自分の(立場)」と考えてしまいがちですが、
実は同時に、「自分以外の立場」も必ず存在しています。

「課長の立場」と言えば、「部長」「部下」という上下関係があります。
「夫の立場」と言えば「妻」「子ども」という親子関係があります。

「立場」という言葉を使う時、同時に他の立場を考えることが
できるようになれば、「自分の立場」だけしか考えない習慣を防げます。

「立場」というのは、「立っている場」と書きます。
これを行動に結び付けるには、その人の場に立ってみることです。

接客の現場ではよく、「お客様の立場に立って接客しましょう」と
言われます。
これは、「お客様の目線で、お客様がとる行動をやってみる」ことで、
お客様の心理や行動が理解でき、それにふさわしい接客をすることが
できるようになるからです。

昔、イベントの運営を行っていた時に、こんなことがありました。
50人近いスタッフが稼働している中で、
「勤務シフトがきつい」と言ってきたスタッフがいたのです。

スタッフ全員が平等になるような勤務シフトを作るのは、本当に大変なこと。
これを言葉で説明してもなかなか伝わらないので、私がやったことは、
そのスタッフに勤務シフトを自ら考えてもらうことでした。

結局、そのスタッフが一生懸命考えても、今以上に公平になるシフトは
作れなかったのですが、自らシフトを作ってみるという経験を通して、
彼女は現状に納得しました。

現場力研修においては、「ロールプレイングのお客様役」「他店調査」などが
「多角度から考える」トレーニングにあたります。
想像だけでなく、実際に立つ位置を変えてみる。
自分で相手側の立場に立った視点で物事を考える。
これが現場力を向上する上で、とても大事なことになります。

ここで、もうひとつ覚えておいてほしいことがあります。

立場には、必ず「希望(望み・欲求)」がついてきます。
何か問題が起こった時は、それぞれの立場と希望を書き出してみると、
問題の中心点が見えてきます。

たとえば、あるミーティングで売上の上がらない部下A君に苛立っている
部長がいるとしましょう。
2人の間には優しい性格の課長がいて、なんとかその場を収めようとしています。
でも、部長のイライラのとばっちりが他の営業スタッフにも及びそうな気配…。

この状況を整理してみましょう。

・部長=部の売上を上げたい
・課長=売上を上げるためにA君に頑張って欲しい
・A君=売上を上げたいけど、どうしたら良いかわからない

皆、売上を上げようという目標は同じですが、
それぞれ望んでいることが異なります。
こうやって整理をすると、ここは課長がA君に具体的な指導をしなければ
いけない局面だということがわかってきます。
課長がいつまでもA君をかばっていたり、「頑張れ」の激励をしているだけでは、
問題は解決できないのです。
A君さえ頑張ればすべてうまくいくと思うのは、課長の盲信。人頼りの姿勢です。

現場力向上指導でいろいろな企業に伺いますが、このようなケースが実に多い!
「売上が上がらない」「上司、部下との関係がうまくいかない」という時は、
ぜひ、立場の点検と整理を行ってみて下さい。
多角的な視点で、立場ごとに希望を整理してみると、
目指すべきゴールへの道しるべがおのずと見えてくるものです。

次回は「確定的でない要素にふりまわされない自分になろう」です。

「主体性」について考える現場力向上レッスン。
皆様の職場の「主体性」が高まる気付きにつながればと思います。
来月もどうぞお楽しみに!

毎月1回の配信は待てない!
そんな方は、「主体性が高まる講座」を活用いただければと思います。
会社でも個人でもお申込みいただける講座ですので、
ご興味がある方は、下記までご連絡くださいませ。

⇒ mail@bcom-corp.co.jp (担当:渡邊)

皆様のご意見、ご感想をお待ちいたしております。

 

 

【編集後記】

8月からロンドンに住んでいる友人のお嬢様が、
弊社でインターンとして仕事をしています。

どこに行っても通用する女性になってもらおうと、
ビジネススキルのすべてを伝授するつもりで、向き合っています。

彼女はとても吸収力が高く、10日目には、
「社長、ここおかしいですよ」「社長、これを忘れてませんか?」
と指摘されることや、
「社長、これ、やっておきました」と、
先手で動いてくれることが多くなりました。

海外育ちが影響しているのでしょう。
コミュニケーション能力が高く、自分の考えを的確に伝えられる力が
私との関係性をとても高めているように思います。

コミュニケーション能力って本当に大事ですね!


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最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも現場力を高めるb.comをどうぞよろしくお願いいたします。

 

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