コミュニケーションレッスン③ 「話をちゃんと聴いてくれる人」になる!

Vol.20
2013.5.15発行


現場力向上メソッドで企業を社会を元気にするb.comです


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感動!発見!現場力!
現場をもっと元気にしたい皆様の現場力向上マガジン
2013.5.15   Vol.20

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皆様、お元気ですか?みつやさよこです。

今年のGWはカレンダー的には前半、後半と別れていましたね。それでも
中3日有給休暇を取れば、なんと10日間という大型連休にもなる!と、
ヨーロッパなど遠出された方、やりたいことをたくさん実現出来た方も多
いのではないでしょうか?

私は、前半は家事、仕事、運動、母の見舞いというローテーションで過ごし、
2日~7日は、千葉の館山でのーんびりしました。
のんびりと言っても、じっとしていられない性格です(笑) 近くのホテルで
ヨガをしたり、海岸をウォーキング、ゴルフ、ショッピングモールの観察な
どなど、連休中はほとんど動きまわっていました!

ここ最近は、姑の看病もあって、こんなに長い期間家を空けることもできな
かったので、このGWはとてもリフレッシュできました。

そして、この5月でビーコムは29期目に入ります。
気持ちを新たに、30周年に向けた基盤を作っていきます!


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【目次】

1.今、口にした食べ物が半年後の身体をつくる

2.現場力向上レッスン ~コミュニケーションレッスン③~
「話をちゃんと聴いてくれる人」になる!


編集後記


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【1.今、口にした食べ物が半年後の身体をつくる】


忙しい毎日を送っていると、ついコンビニ弁当で済ましてしまうなんてこと
ありませんか?最近は、コンビニ弁当も改良が加えられておいしくなってい
るようですね。私は、たまにおにぎりを買うくらいで、お弁当は買ったこと
がありません。母の手料理で育っているので、食に関する興味や意識が少し
違うのかもしれません。今、食べているものが私の身体を作っているという
意識で、いつも食事をしているのです。

先日、NHKの料理番組にも出演されている料理研究家のパン・ウェイ先生
のお料理教室に行きました。先生は、北京出身で薬膳を基にした料理指導を
されています。

「春と秋は身体を調整する時」とか「2月~4月は、緑の野菜をたくさん食
べる時」、「旬の野菜を食べるのには意味がある」など、納得のいくお話を
たくさんして下さり、私は一度でファンになってしまいました。

私が普段何気なくやっていることを理論的に解説して下さったので、まさに
我が意を得たり!口から入る物の大切さを、改めて痛感したのでした。

最近私が実践しているのは、朝起きた時と寝る前に、白湯をコップ1杯飲む
ことです。これは朝は寝ている間に溜まった毒素を流し、夜は溜まった疲れ
を流してくれるのだそうです。

そして5色を意識すること、黒(ごま、海藻など)、白(米、大根など)、
赤(梅干し、トマトなど)、黄(かぼちゃ、とうもろこしなど)、緑(野菜)
を意識しながら、食事を構成するのです。毎食、この5色を意識するだけで
バランスの良い栄養素が取れるそうです。色を目安に献立を考えれば良いの
ですから、簡単ですね。先生にはためになるお話を聞かせていただきました。

仕事が忙しいからと、食事をおろそかにし、意識を向けないでいれば、適当
に口にしたもので身体は再構成され、適当な組織の身体に仕上がってしまい
ます。栄養バランスが取れていない身体はもろく、病気を引き寄せてしまい
ます。そして病気になったら、どんな美食家であっても美味しく食事をとる
ことが叶わなくなってしまうかもしれません。

いつもまでも若々しく健康でいる為に、最期のその時まで自分自身で美味しく
お食事をいただく身体作りの為にも、今、口にするものから意識していきましょう。


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【2.現場力向上レッスン】~コミュニケーションレッスン③~


「話をちゃんと聴いてくれる人になる!」


前回は「何度言っても伝わらないんだ…」といった悩みをお持ちのかたに、
実は伝わらないのではなく、”伝えていない”ことに気付いて下さいね、
伝える側の「伝えた」つもりは圧倒的に言葉が足りていないんですよ、と
いうお話をしました。

人は各々、自分の経験値とイメージで人の言葉を受け止めています。特に
新人が現場に出て実務を始めるこの時期の指示は、より具体的により丁寧
に言葉を紡ぐことを意識してくださいね。


さて、今回のテーマは「話をちゃんと聴いてくれる人になる!」です。


コミュニケーションで大事なのは、相手の想いを汲み取ること。これを傾聴
といいます。相手の想いに耳を傾けながら聴く態度ですね。この時、言葉だ
けではなく表情、態度も見落とさないことが重要です。


自動車販売会社の店舗で指導していた時のことです。カタログをじっとご覧
になっていたお客様がいらしたので、担当セールスに「せっかく新型車が入
ったのだから試乗をお勧めしたら?」と耳打ちしました。すると「だめです。
あのお客様は時間がないので、無理なんです」と言うのです。

私にはそのように見えなかったので、「もしよかったら新型車に乗って頂き、
ご感想を伺えますか?」とお勧めしたところ、すぐに試乗して下さり、なん
と数日後に購入されたのです。

このお客様は常日頃本当に「忙しい」のかもしれません。それでもこの時の
お客様の態度は、新車にとても興味を寄せている態度だったのです。

「売れない」という方の多くは、自分の思い込みのフィルターがかかってい
て、お客様の本心を見抜けていないからかもしれません。


仲間やお客様と円滑なコミュニケーションを図るためには、まず相手をよく
見て話すこと、次に相手の話をちゃんと聴いてますよ、貴方のことを理解し
てますよというサインを返すことです。石のように何の反応もないのでは
話す気持ちがなくなってきますよね。

ちゃんと聴いてますよのサインは、うなづきです。速いうなずきや浅いうな
づきは「もっと話してください」のサイン。ゆっくりしたうなずき、深いうな
づきは「貴方のことを理解してますよ」ということを表します。

また、相手が発した言葉を返していくと聴いていますという確認になります。

お客様「今日は暑いわね」
自分「本当に暑いですね」

お客様「トランクはもう少し広いほうがいいな」
自分「広いトランクをお望みですね、何かスポーツでもされているのですか?」

これは復唱確認と同じリフレクティングというスキルです。自分が言った言葉
を返してくれるので、「ちゃんと聴いてくれている」と感じ、安心して会話を
することが出来るのです。

コミュニケーションでは、自分の想いが先行してしまうと、こうした表現を
無視して自分のことばかり喋りたくなってしまいます。

お客様「今日は暑いわね」
自分「こんな日に海に行ったら最高だろうな~」

お客様「トランクはもう少し広いほうがいいな」
自分「こちらの車は排気量が2000CCで・・・」

こんなちぐはぐな応答では、話す気がしなくなりますね。

さて、あなたはいかがですか?
お客様にとって「話をちゃんと聴いてくれる人」になっているでしょうか?
傾聴の心とスキルを、今日から意識して会話してみましょう。


次回は、話していて楽しい人になるコツをお伝えします。
お楽しみに!


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【編集後記】


先日、82歳の実母が膝に人工骨を入れる手術を受けました。リハビリに
不安が残る年齢を考えたら、リスクはとらないのが普通ですが、さすが
わが母なり。治ったら、ゴルフをやる、石垣島に行く、などやりたいこ
とが沢山あるようで、はなから「治る」としか思っていないのです。

関節がじかに擦れる痛みは治る見込みがない負の痛み。手術を受けての
リハビリの痛みは、治る可能性に向かうプラスの痛み。同じ痛みでも、
意味が違うと、リスクをとっての手術は、母のイメージ通り無事成功。
リハビリも着々とこなして、いまにもゴルフを始めそうな勢いです。
あいかわらず100%ポジティブな母には、かないません(笑)


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【ご案内】

最後までお読み頂きありがとうございました。
今後とも現場力を高めるb.comをどうぞよろしくお願いいたします。


 

 

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