報・連・相の達人になろう Part3 『相談』の巻

Vol.12
2012.9.12発行

現場力向上メソッドで企業を社会を元気にするb.comです   



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感動!発見!現場力!
現場をもっと元気にしたい皆様の現場力向上マガジン
2012.9.12 Vol.12

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こんにちは、みつやさよこです。今年の夏は、お盆を過ぎてからの残暑
がひときわ厳しいですね。皆様、お元気に夏を越されましたか?

先のメルマガでもお伝えしたとおり、この夏にオフィスを市ヶ谷から初台
に移転しました。起業してから8回目の引っ越しです。平均すると4年に
一度、引っ越しをしているんですね~。

数年前、外苑前から市ヶ谷に引っ越す時は、断舎離を目標に半分の広さ
にしてサイズダウンを図りトラック2台分の「物」を捨てました。ええ、
確かに捨てたんです。でも「紙」は増えるばかり・・・。今回荷物の大
半が紙資料とわかった時から、今回の引っ越しのテーマは「ペーパレス」
と決めました。

まずイケアで家具を購入し、ここに入るものだけしか入れないという方
法をとりました。片付け始めたら、入りきらない書類や資料の段ボール
がなんと80個も!!!!
引越し直後から夏休みも返上でデータ化に取り組み、なんとかあと10
個まで減らしました。ふぅぅぅ、ゴールは近い。。。

ペーパレスに取り組んでわかったことは、殆どがデータであるものをプ
リントしてファイリングしているだけだということ。まずは、この悪癖
から改めないと紙は減りません。考え方の大転換が必要なのだな、と感
じている今日この頃です。

皆様のオフィスでは、ペーパーレスに取り組んでいらっしゃいますか?
紙に頼らず、印刷して確認しなくても大丈夫だと認識を変える方法を含
め、ペーパーレスに成功されている方からコツなどをご教示頂ければ嬉
しいです。よろしくおねがいします。

さて、2012年も残すところあと三分の一。後半戦も悔いが残らぬよ
う、現場力を高めて成果を上げていきましょう!今月もそんなヒントに
なるお話を書いていきます。どうぞお付き合いください。



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【目次】

1.他人の目に映る自分を知る

2.現場力向上レッスン
「報・連・相の達人になろう Part3 『相談』の巻」

編集後記


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【1.他人の目に映る自分を知る】


b.comの研修ではビデオが大活躍します。研修の様子を記録する為でもあり
ますが、一番の目的は、他人の目に映る自分の姿をご自身で客観的に見て
確認して頂くことです。

研修の一環ということでもなければ、なかなか自分の仕事をしている姿を
ビデオで見るという機会はないと思います。

先日、ある販売会社の研修で、店頭応対の様子をビデオに撮り、良いとこ
ろと改善点をチーム全員で共有するワークをいたしました。

ビデオを見た皆さんからは、

「店長からよく注意をされていたけど、こんなに猫背だったんですね」
「自分では笑っているつもりだったけど、ぜんぜん笑ってない」
「顔が怖い、専門用語が多い」

など、沢山の気づきの声が挙がっていました。
仲間から指摘されていた改善点を、自分の目で見ることで自分が気づく、
自ら修正したいという意欲がわく、という「腑に落ちて行動する」ステッ
プが大切なんですね。

例えば接客に携わるスタッフに、何よりも必要な「笑顔」。笑顔が出ない
人は、講師がどんなに時間をかけて指導しても、出来るようにはなりませ
ん。笑顔があるのとないのとでは、どれだけ他者とのコミュニケーション
を良好にするか、自分で笑顔の重要性を理解することがまず必要です。

必要性がわかって改善しようという意欲を原動力に、毎日、表情筋をトレ
ーニングし、心と筋肉の動きを連動させていくことで出来るようになるの
です。

言葉のクセも同じです。その癖を第三者の視点で自分が受け止めた時の気
づきが、修正しようという原動力になります。

自社の現場力を担うスタッフの、「こういうところを改善したらもっと良
くなるのに」「この部分がお客様との距離を作っているのだけれど・・・」
など、改善する意欲を持って欲しいポイントを本人に気づかせたいなら、
こうしたビデオを活用したトレーニングメソッドを取り入れることも一考
です。

自分が他人の眼にはどのように映っているのか、他人の視点から自分の行
動を見た時の気づきを大切に、自分自身を成長させていくきっかけにして
いくと良いですね。




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【2.現場力向上レッスン】


「報・連・相の達人になろう Part3 『相談』の巻」


ビジネス上最も大切なコミュニケーション「「報・連・相」シリーズも
今号が最終回。今回は最も重要で、最もトラブルのもととなりやすい、
相談についてのレッスンです。


■したい、でもしにくいのが「相談」


委任された仕事を行う上で、困った時、わからないことがあった時などに
上司や先輩、仲間にアドバイスを頂きますよね。でも多くの方が一人で抱
え込んでしまい、なかなか相談出来ないのが現状ではないでしょうか。

その背景としては「こんなこと聞いたら怒られるのではないか」「忙しそ
うだから、きっと聞いてもらえない」という気持ちがあります。一方で相
談を受ける側にすると、「もっと早く相談してくれたら良かったのに」と
いう気持ちが殆どです。

相談できない、相談を遅らせるのは自分の思い込みによるものが大きいの
で、苦手意識をもっている方は少し視点を変えてみてはいかがでしょう?



■上手な相談の仕方は?


あなたは目標達成のために仕事をしているのです。「怒られる」「叱られ
る」「忙しそう」といった腰が引けるネガティブな感情はひとまず脇に置
いて、早め早めに相談しましょう。時間があればアドバイス出来ることは
たくさんあり、解決に結び付きやすくなります。

問題を大きくするのは、自分の思い込みや恐れに足を止めて、いたずらに
時間を経過させてしまうこと。大事なことは、コミュニケーションと時間
なのです。結果にフォーカスして前に進みましょう。

そして、忘れていけないのが、アドバイスを頂いたあとの報告です。やっ
てみてどうだったかを報告しないと、「このあいだの件、どうだった?」
と聞かれてしまいますよ。これはアドバイスした側にとって気持ちの良い
ことではありませんし、相談したあなたも「しまった」という苦い思いに
なってしまいます。

「先輩、先日教えて頂いたとおりにやってみたら、お客様に褒められまし
た!」と結果を報告することで、良い人間関係が構築できていきます。
相談の後は報告を。これはとても重要ですので心がけておきましょう。


報・連・相は難しいことではありません。何のためにするのか、誰にする
のか、自分はどう考えているのか、それを明確にすればおのずとプロジェ
クトメンバーとのコミュニケーションが図られていきます。この3つを意
識して恐れずに慣れること。ぜひ報・連・相の達人を目指して下さいね。




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【編集後記】


今回のオフィスは、思い切って住まいにぐっと近い場所にしたところ、
出張が多い私には大変快適な環境であることを再認識しました。
義母の介護もしておりますので、とにかくどれだけ無駄な時間、無駄な
作業を減らせるかが、毎日の課題です。私のテーマでもあるワークライ
フバランスを整えるのにも、この選択は大正解でした。

そして作業効率を高め、快適に仕事を進めるために、毎週月曜日の朝は
会社の大掃除と決めています。作業スペースをしっかりと磨き上げお香
を焚いて清めます。これで一週間気持ち良く仕事ができますので、ぜひ
皆様にもお試し頂きたいです。


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