部下のやる気を引き出そう Part1

Vol.8
2012.5.23発行

現場力向上メソッドで企業を社会を元気にするb.comです   


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感動!発見!現場力!
現場をもっと元気にしたい皆様の現場力向上マガジン
2012.5.23 Vol.8

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ゴールデンウィークも遠い過去の話になりそうな今日この頃、皆様はど
のようにお過ごしでしたか?こんにちは。ビーコムコーポレーションの
みつやさよこです。


私は、昨年5月に大けがをしながら見事な回復を遂げ、現役復帰した81
歳の我が母と一緒に、館山でゴルフ、花畑の散策、とれたて魚介グルメ、
カラオケと存分にお休みを堪能しました。


去年の事故の時には、一年後にこんなに元気に活動する母の姿を想像す
ることができませんでした。母自身、こうして生きて人生を楽しむこと
が嬉しくて仕方がない様子で、本当にアクティブ!一緒にいた私の方が
元気をもらいました。生命力って素晴らしいですね。


さらにはビーコムは5月から新年度。28期目を迎えました。これも長き
に渡り、ビーコムを愛して下さるお客様のおかげです。

前期同様、お役立ちの精神で今期も全力を尽くし、元気な会社の現場力
を高める支援をしていく所存です。どんな期になるのか、どんな現場力
に出会えるのか、ワクワク、ドキドキ、まるで恋する気分です。


GW明けからまたも全国を飛び回る日々ですが、そんな中で気付いたこと、
皆様が元気になるきっかけになるようなお話しを、今回も心をこめて書
かせていただきます。最後までお付き合いくださいませ。



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【目次】

1.コンパニオン研修を通じて感じた現場力

2.現場力向上レッスン
「部下のやる気を引き出そう Part1」

編集後記

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【1.コンパニオン研修を通じて感じた現場力】


ある企業のプロモーションに従事するコンパニオン 約90名の研修を
行いました。5時間の研修をなんと7回ですから、ほぼ毎日です(笑)


内容は、プロモーションの実施内容、役割、心構え、商品紹介、ロール
プレイングという流れですが、私が一番こだわったのは、やはりお客様
とのコミュニケーション。


自分が言いたいことばかりを一方的に説明をするのではなく、お客様の
ご要望やお困りごとを引き出しながら説明をしていき、お客様が実際に
体験してみたい、やってみたいと思うまで丁寧に説明するというところ
を意識したロールプレイングを徹底的に行いました。


これだけの人数をやってみて強く感じたのは、「接客のプロであるはず
のコンパニオンでさえ、自分からお客様を離してしまう」ということ。
「こちらに書いてありますから、是非、パンフレットをお持ちください」
と、お客様がまだその気になっていないのに、手離してしまうのです。


そのサービス、商品を買うのはお客様なのに、売り手側が自分の一方的
な流れで話を終わらせてしまう。そんなタイミングで渡されたパンフレ
ットは捨てられるだけです。


お客様が欲しい、体験してみたいと思うまで、そして自分がそれを手に
入れたらどうなるのかまで、親身になってお客様の不安を解消し、嬉し
い気持ちになるイメージがわくまでお手伝いしてさし上げる。これが大
事なのになかなか難しいようでした。


また「自分の言葉で話す」ということを徹底的に指導しました。研修で
学んだことを、棒読みで話しているのでは、その商品の素晴らしさは伝
わりません。細かいことはパンフレットに書いてあるのだから、一語一
句間違えないように言う必要はないのです。


研修で知ったことを、感じたことを、自分の言葉で伝えるのが大事。自
分という器を通して、感情が伴ったリアルな言葉を伝えることで、初め
て相手の心のミットにボールは届くのです。アプローチの段階で、難し
く言われてしまうと、その後の話を聞く気がしなくなりますからね。


自信をもって現場に臨んで頂くための研修。最近では、このような研修
が少なくなっているようですが、企業の顔として展示会やキャンペーン
の最前線に立つコンパニオンですから事前研修は是非、行って頂きたい。
現場力を鍛えるのはなにも自社の社員だけではないのです。


貴社の商品の販売目的に沿った、コンパニオンやキャンペーンガールの
キャスティングや研修メソッド、現場でのディレクションについても、
実績のある当社ならではの現場力向上コミュニケーションサービスをご
提供いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。



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【2.現場力向上レッスン】


「部下のやる気を引き出す方法 Part1」


強いチームを作ろう!からスタートして、強いチームに欲しいリーダー像
のお話しとそうなるための心がけについてお伝えしてきましたが、実のと
ころ、リーダーの方にとって一番の悩みはなんといっても部下の育成、モ
チベーションの維持ではないでしょうか。


5月病という言葉があるように、新年度から1ヶ月が経過。特に途中に大型
連休を挟むと、桜の時期に芽生えた希望や意欲がそがれて、モチベーショ
ンの維持がただでさえ難しくなる時期です。


例えば、会社の業績が伸び悩む、悪くなると、リーダーはトップから数字
のことを追及されるために、部下にも同じことを追求します。「今月はど
うだ!?」「数字を作るまで帰ってくるな!!」と大きな声を出しても、
部下はなかなか動いてはくれません。


最近は怒られることに慣れていない方が多いので「はい、頑張ります!!」
と即答する方の殆どは、『怒られるのが怖いから』『とりあえず言ってお
こう』といった気持ちで言っていることが多いものです。


こうなると「悪魔のサイクル」に陥り、業績悪化→リーダーは部下のせい
にし→部下はやる気をなくし→業績悪化という胃が痛くなるサイクルにな
ってしまいます。


売上が下がれば誰しも気持ちは落ち込みます。業績悪化で給料が下がれば
悲しくなります。そんな時にリーダーが怒鳴っても、部下の行動は変わり
ません。「過去と他人は変えられない」のです。


『自分の思いどおりにならないことを受け入れる』


部下はリーダーの奴隷ではありません、自分の思いどおりにならないのは
当たり前です。まずはこの当然なことを改めて受け入れることが大切です。


リーダーが考えるべきは、自分の思いどおりの行動を部下に求めるのでは
なく、目標にそった行動をすることを求めるということ。目標に対して、
部下がどのように考えて行動しようとしているのか、その考えに共感した
り、アドバイスをしたり、背中を押してあげるのがリーダーの役目です。


しかし多くのリーダーは助言を求められると本人の考えはなかったことの
ように自分の考えを話し始めます。「自分だったらこうやる」「自分の経験
から言うと」あげくに「君は何も考えていない」「主体性がない」となって
しまう。部下にしてみれば「えっ、考えてきたのに・・・」となりやる気
はどこかに失せてしまいます。


気をつけていても、こんな展開になってしまいがちのリーダーの方に、次号
では部下の育成に効く、とっておきの秘訣&コツをお伝えしましょう。


・・・次号に続きます。





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【編集後記】


6月1日(金)に発行される「シティリビング」誌に、私のインタビュ
ー記事が掲載されます。「今日から変わるスムーズ仕事術」の第35回。
“現場力を鍛える”と題した内容で、みつやさよこが現場力の達人とし
て、入社したての新人社員の方に向けて、社内でのコミュニケーション
を円滑に行うための現場力を高め方をお伝えしています。


お手に取る機会がございましたら、ぜひご高覧下さいませ。


ビーコム、第28期。満を持してスタートさせました!今年度も、どうぞ
現場力を高めるビーコム みつやさよこの活動にご期待下さい。



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