強いチームを作る3つの秘訣

Vol.5
2012.2.15発行

現場力向上メソッドで企業を社会を元気にするb.comです   



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感動!発見!現場力!
現場をもっと元気にしたい皆様の現場力向上マガジン
2012.2.15 Vol.5

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冷たい空気の中にも、太陽が顔を出す日は窓からの陽差しに春の訪れを感
じます。
皆様、お元気ですか?ビーコムコーポレーションの三ツ谷(みつや)です。

前号はちょうどお誕生日に発行したものですから、思いがけず本当にたく
さんの方からメッセージを頂戴することとなり、ありがたくて涙が出まし
た。どうもありがとうございました。

このニュースレターも早いもので5回目となりました。毎月たった1回の配
信ではありますが、発行するたびに懐かしい方からメールを頂いたりご縁
をつなぎ直すことができることがとても嬉しく、ニュースレターを続ける
原動力になっています。

皆様のお役に立つエッセンスをお届けできるよう、今号も心を込めて書か
せていただきます。どうぞ最後までご覧ください。



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【目次】

1.現場力にこだわる理由

2.現場力向上レッスン
「強いチームを作る3つの秘訣」

編集後記

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【1.現場力にこだわる理由】


様々な社会要因から、「モノが売れない」「サービスの価値が下がる」「価
格競争に巻き込まれて会社の体力が持たない」など、企業が目標とする売上
を立てることがとても難しい時期が続いていますね。


それでも全ての企業が売上減少に悩んでいるわけではありません。こんな環
境の中でも、着実に売り上げを伸ばしているところがあるのです。そうした
企業には大きな特徴があります。


『現場が明るく笑顔でいられること』


私が携わった会社で、現場で働く人たちが笑顔でキラキラ、楽しそうに働い
ている会社で不景気なところはありませんでした。


当たり前といえば当たり前の話ですが、さて、皆さんの会社の現場で働く人
たちの顔に「生気」はみなぎっているでしょうか。笑顔が絶えない現場になっ
ているでしょうか。


どんな企業でも営業活動の第一線は「現場」にあります。現場に関る人の力=
現場力が高ければ、企業活動は活性化され必然的に売り上げも伸びてくる。
長年現場を見続けてきた私にははっきりそう言えます


企業の生命線である販売、営業活動を担う現場で活躍する人たちが元気であ
れば、会社が元気になります。元気な会社がたくさん増えれば、世の中も明
るくHappyになります。


現場力を高めることで、会社が、社会が元気になるのです。


ですので、私は徹底して現場が元気になることを探して、求めて、実践して、
当社ならではの現場力向上メソッドを創りあげました。


ポイントは、3つ。「やる気」「スキル」「しくみ」のバランスを見ながら、
それぞれの力を高めていくメソッドです。


「やる気」「スキル」「しくみ」のバランス?そう思われた方は、当社オリ
ジナルの現場力チェックシートにTRYしてみて下さい。ほんの30分もあれば、
たちまち自社の強み、課題が浮き彫りになります。



現場の元気こそが、会社を、社会を活性化させる!この困難な時代にある日本
が自らの足で立ち上がるためにも、皆様の企業の最前線である現場力の向上を
ぜひ意識して欲しいと願っています。


ご希望の方には、現場力を高めるコンサルタント、三ツ谷佐代子による
をお届けいたします。
この機会に一度自社の現場力を確認してみてはいかがですか?





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【2.現場力向上レッスン~強いチームを作る3つの秘訣~】


現場力向上マガジンでは、皆様の現場力を高めるためのヒントとなることを
お伝えしていこうと思っています。日々の企業活動、営業活動のエクササイ
ズとして、ぜひご活用ください。


今回は、企業活動の要「チーム」についてのレッスンです。


組織目標は社員一人に依存するものではなく、構成する一人ひとりの生産性
を高めながら、チームとしてのパフォーマンスを上げていくことで達成され
ます。掲げた目標に向かうには、個々が持てる力を発揮できるステージとし
ての「チーム」のあり方がとても重要です。


業績が右肩上がりの時代は、たいていの企業で、上司からのトップダウンで
チームはうまくまとまっていたのだと思います。しかし、今では若者の価値
観や外部環境が大きく変わっています。リーダーの経験だけに基づくトップ
ダウン方式では限界が来ています。


この混沌とした時代に業績を上げていく秘訣を3つほどあげてみましょう。



■強いチームになるために・・・その1


“チームのビジョンや目標を明確にして共有しよう” 


まずは質問です。リーダーであるあなた。自分のチームが3年後、5年後ど
うなりたいのか、そのビジョンをワクワクしながら語れますか?


いかがですか?もしこれがないとトップから言われる数字=目標となってし
まい、結果に一喜一憂、会話は事務的、もしくは攻撃的になり、部下はリー
ダーの顔色を見ながら仕事をするようになってしまいます。


そもそもはワクワクするビジョンが前提にあり、そのビジョンを実現するた
めにチームの数値目標があるようにしなければいけません。


この目標を達成するには、戦略や戦術が必要です。そして、これらを部下が
理解し納得した上で、各自がミッションを立て、それに対してコミットメン
トをしてもらうこと。ミッションはチームや顧客に対しての使命ですから、
とても重要なもので欠かすことはできません。


そして、もうひとつ忘れていけないのは価値観です。リーダーは、知らず知
のうちに自分の経験や自分の価値観を部下に押し付けてしまうところがあり
ます。「頑張れば、いい車に乗れる、いい家に住める」「たくさんお給料が
貰える」というのは、高度成長期やバブル期の話であり、部下の価値観は多
様化していることを知りましょう。


部下の価値観が自分と違うものであっても尊重し、その価値にあった話をし
なければ納得感も得られないままモチベーションは下がり、リーダーとの溝
は深まるばかりです。



■強いチームになるために・・・その2 


"定期的にミーティングを開催しよう"


定期的なミーティングはもちろんやっておられるでしょう。問題は内容です。
話す人が決まっていて、一方的な伝達ミーティングになっていることはあり
ませんか?このタイプのミーティングでは、チーム力は高まることはありま
せん。


明るい雰囲気を自らが作り、意見をさえぎったり、頭ごなしに否定しない、
中立な立場で一旦受け止め、話し合う。そして、みんなが納得できるところ
までとことん意見を出し合い、その上で行動指針を決めて実行するのです。


出来ないことは、「何故、出来ないんだ」と言わず、「どうしたら出来るよ
うになるか」を一緒に考えてみましょう。こうやって部下の人格や考えを尊
重したミーティングが行えるようになると、チームの力はますます強くなり
ます。



■強いチームになるために・・・その3 


"部下を承認しよう" 


ところであなたは人を「褒める」ことは得意な方ですか?


「褒める」となると、特に部下が対象だと照れてしまったり、「褒めるとつ
け上がるのでは?」と思ってブレーキがかかったり、なかなか素直に表現で
きない人が多いような気がします。


リーダーの役目は部下を目標値、成果に近づけること。部下のモチベーショ
ンを上げる一番の特効薬が「承認」です。まず部下がいることに感謝する。
そして「ありがとう」と言葉にしてみて欲しいのです。


部下がコーヒーを入れてくれたら・・・
「〇〇さんの入れたコーヒーは本当に美味しいね、何かコツがあるの?」と
褒める。「いつも、ありがとう」と感謝する。


部下が想像以上に頑張ったら・・・
「〇〇さんのプレゼン、構成も良く、とてもわかりやすかった。特に〇〇の
話しの時は、先方の〇〇さんの反応が良かったよ」と評価する。


部下が失敗をした・・・
「新人はよくやる失敗だから、慌てたでしょう。でも今回の経験でどんなこ
とを感じたかな」とどうしたらもっと良くなるかを考えながら叱ると効果的
です。


また、すれ違いに挨拶をする、名前を覚える、美容院に行ったら気づいて褒
める、誕生日などの記念日を覚えておく、他の人の前で褒める、仕事を任せ
るなど、あなたを認めていますよというサインをどんどん出しましょう


これらを自然に表現できるようにするためには、部下をよく見ることが大事
です。よく見ないと部下の変化に気付かないからです。部下をよく見て小さ
なことでもいいので承認してみてください。


業績が悪くなると、部下に目標を達成してもらおうと叱咤激励をするつもり
が、つい感情が入り、怒ったり、叱責になってしまう場合があります。そう
すると部下のメンタルに支障が出てしまいます。部下を怒っても業績は上が
るばかりか、退職や病欠になんてなったら、まったく意味がありません。


自分が思うように他人を変えることなどできないのです。まずは自分が変わ
ることです。わくわくするビジョンを語りながら自らの行動も変革させてい
くこと、こういう行動が部下からの信頼を集めチームを強くしていきます。


これから新年度に向けて、ひとつでも意識してみましょう。きっとそれほど
遠くない時期に、チームの雰囲気や達成数字に良い影響が見られるようにな
るはずです!




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【編集後記】


メルマガは私からご縁ある皆様へのラブレターのようなもので、想いをこめ
てついつい長くなってしまいます。

発行を始めてから、10年ぶりのお客様とのお付き合いが復活しています。
もう今年に入って3社から大きなお仕事を頂きました。

「この仕事は三ツ谷さんじゃなきゃ出来ないから」と信頼してお任せ下さる
お客様がいることは自分が生きてきた証。

これからも、こうしたお客様の信頼を裏切ることがないよう、きめ細やかな
仕事をしていきたいと、改めて気を引き締めて取り組んでいます。

皆様には心から感謝を申し上げます!


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